メイクアップは、古代、口や耳などの穴から悪魔などが進入するのを防ぐために、赤色の物体を顔面に塗りつけるという、約7万年前に行われていた習慣が始まりだと推測されています。
日本では古代から大正時代に至るまで、お歯黒と呼ばれる歯を黒く塗る化粧が行われていました。
平安時代には男性もお歯黒をすることがありましたが、江戸時代にはお歯黒は既婚女性の習慣となりました。
口紅は紅花を原料にしたものが使われていましたが、極めて高価な品とされていました。
また、江戸時代にはメタリックグリーンのツヤを持った口紅「笹色紅」が江戸や京都などの都会の女性に流行しました。
日本の白粉は液状の水白粉であり、西洋と同じく主な成分に水銀や鉛を含んでいました。
長期的な使用者には「鉛中毒」による肌の変色(白粉焼け)が多くみられたといわれています。
男性も、公家が古代より白粉などで化粧をする習慣が存在し幕末まで続きました。
公家と応対することが多い高家の人達は、公家と同様に幕末まで化粧をする習慣を保持していました。
一般の上級武士も、主君と対面する際、くすんだ顔色を修整するために薄化粧をすることがあったといいます。
江戸時代に入り、上流階級だけではなく庶民も化粧をするようになり、世界で始めて庶民向けの化粧品店が開かれました。
江戸時代の女性の化粧は、肌に塗るのは白粉のみで、これを濃淡をつけて塗ることで、質感の違いや顔の微妙な立体感を生み出しました。
口紅は唇の中心につけるだけで、おちょぼ口に見せました。
結納のすんだ女性にはお歯黒、子が生まれた女性には引眉が行われる風習がありました。
和服はうなじが広く出るので、襟元に白粉を塗ることも重視されました。
1870年(明治3年)、政府は皇族・華族に対しお歯黒・引眉禁止令を出しました。
庶民にも徐々に波及し、引眉の風習は明治初期には廃れました。
しかし、お歯黒の習慣は大正時代まで根強く残りました。
明治時代には、鉛白粉の害が論じられ、1900年には国産の無鉛白粉が発売されました。
大正時代には、和風の化粧をベースに、西洋の頬紅を使ったり耳元に紅を入れるなどの和洋折衷の化粧が流行しました。
白だけだった白粉も、ベージュや赤みを帯びたものも使われるようになりました。
関東大震災後、モダンガールといわれた一部の女性たちの間に、アイシャドウや唇全体に塗った口紅といった化粧が行われ、断髪や足の出るスカートといったいでだちが現れました。
バブル期に入ると太い形状の眉毛(太眉)が流行しました。
1990年代後半に入ると「ナチュラル」な「癒し系」メイクが流行し、それまでの「真っ赤な口紅」は廃れ、ベージュ系の色の口紅が一般化しました。
また、チークを頬につけたり、マスカラで睫を強調したり、眉毛を形状加工し、釣り上がり気味に見せる化粧法が流行しました。
1990年代末から茶髪が一般人に広まり、マニキュア・ネイルアートやピアス・ボディピアスも広まりました。
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3、その後、ぬるま湯か水で丁寧に洗い流して下さい。
朝 バイシルバークレンジング → 洗顔 → 化粧水 → 美容液 → クリーム
夜 バイシルバークレンジング → 洗顔 → 化粧水 → 美容液 → クリーム
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ファンデーション (化粧品)
顔全体に塗り、シミやそばかすを覆い隠して肌色を均等に整える役目を持ちます。
かつてはおしろい(白粉)がこの役目をになっていました。
クリームや乳液と同様の油性の基剤に、肌色を補うための顔料を加えたものです。
紫外線をカットしたり、肌の乾燥を抑えたりするための成分が含まれていることもあります。
・ケーキタイプ
顔料の粒子の表面をシリコンなどの油性成分や、界面活性剤でコーティング処理して圧縮し固形にしたもので、スポンジで肌に塗って使用します。
水ありタイプは水を含ませたスポンジに取ると乳化され、塗った後は水分が乾燥するとともに、乾燥して塗膜が残るタイプです。
水なしタイプはスポンジを濡らさず使用するタイプで、ファンデーション自体に含まれる油性成分はやや少な目になっており、薄く付けることができます。
2WAYタイプはスポンジを濡らしても濡らさなくても使用でき、季節や使用者の好みで、両者の特長を生かすことができます。
・クリームタイプ
油性成分がクリーム状のもので、クリームファンデーションと呼ばれます。
スポンジで塗るほか、指で直接塗ったり、ヘラで塗布するものもあります。
・リキッドタイプ
油性成分が液状のもので、リキッドファンデーションと呼ばれます。
スポンジで塗るほか、指で直接塗ったりします。
近年ではスプレーになっていて肌に吹き付けるものもあります。
顔料の粒子がより多くの油性成分で囲まれているため、ケーキタイプと比べて伸びが良く、肌色のカバー効果が高いです。
耐水性や耐油性にも優れていますが、厚塗りになりやすく肌のトラブルを起こしやすいです。
近年は油性成分を減らし、水性の基剤を用いた製品もあります。
・その他
ドーランは、演劇などのメイクで使われる、非常に濃厚な油性の練りおしろいです。
コンシーラーは、濃度が高くカバー力の強い、部分用のファンデーションで、スティック状やクリーム状などがあり、ニキビ跡・シミ・クマなど、特に隠したい部分に塗ります。
水おしろいは、粉おしろいを化粧水や乳液に溶かしたもので、現代日本では舞妓などの化粧に使用されます。
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眉墨
眉の形を美しく見せるために、眉を書き足すための化粧品です。
また、その化粧法そのものを指します。
眉は目元のみならず顔全体の印象を決定付ける重要なパーツです。
そのため眉を美しく見せることは化粧の中でも重要度が高いです。
市販されている眉墨の色は黒、茶色、グレーがほとんどです。
眉と頭髪の色は合っているのが望ましいとされ、茶髪が一般的となってからはかなり明るい茶色の眉墨(眉マスカラ)も売られるようになり、髪に合わせて眉毛も脱色したりすることもあります
。
形を描くことだけでなく、もともと生えている眉毛の長さや形を、切ったり剃ったり抜いたりして整えることも眉の化粧の一部です。
眉を、左右対称で自分の顔立ちに合った形に整えるにはある程度の慣れを要します。
美容院では髪と同じく眉毛をカットしてもらうことも出来、店によってはメイク法のアドバイスを受けることも出来ます。
また、きれいな形の眉を描くためのテンプレート(定規)も市販されています。
・アイブロウペンシル
鉛筆状になったもので、本物の鉛筆と同じく、木やプラスチックに芯が入っており削って使うものと、芯がカートリッジ式になっていて繰り出して使うものがあります。
描いた後でぼかして自然な感じに出来るように、尻側にブラシやぼかし用チップが付いている物が多いです。
・アイブロウパウダー
粉末をケーキ状に固めた形のもので、化粧品としての外見や使い方はアイシャドー(パウダータイプ)によく似ており、専用のチップに取って眉の部分に乗せていきます。
全体的な眉の濃さや色の調整のために用いられることが多いです。
・アイブロウマスカラ
マスカラと同様の液状で、容器の構造などもほぼ同じ、ブラシで眉毛に塗って使用します。
眉の色を変えて見せられるほか、落ちにくいという利点があります。
・その他
画材の鉛筆・色鉛筆を化粧用として使用することもあります。
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マスカラ
まつげを濃く、長く、またはカールしているように見せるためのものです。
マスカラには液体、固形、クリームの3タイプがあり、色は黒・茶・紺などが主流です。
また、色のついていない透明のものもあります。
成分は顔料と水分、増粘剤、皮膜剤、保存料などからなり、チューブ入りで棒状のアプリケータ(ブラシ)を用いてまつげに塗布するのが一般的です。
目尻などの塗りにくい箇所には、更に細く小さいアプリケータを使用するタイプもあります。
まつげをカールさせたい時にはビューラーで型をつけてから使用し、またまつげ同士が付着してしまわないように使用後に「マスカラコーム」と呼ばれる専用の櫛でまつげを梳くこともあります
。
一旦マスカラを塗布するとカールさせたまつげが邪魔になり、またマスカラが乾くまでに多少の時間を要するために、まぶた付近にファンデーションやアイシャドーを使用するのは困難になります。
そのため、マスカラの使用はアイシャドー後が望ましいです。
雨で濡れたり涙を流した時など、水分が触れると場合によってはマスカラが落ちてしまうことがあります。
この際、落ちたマスカラが目に入ってしまう可能性もあり注意が必要です。
・ボリュームタイプ
まつげの長さよりも、まつげ1本1本の濃さ・太さを強調することに秀でたタイプです。
・ロングタイプ
まつげの濃さ・太さよりも、睫毛1本1本の長さを強調することに秀でたタイプです。
多くは繊維が入っており、その繊維がまつげに付着することでまつげを長く見せます。
・カールタイプ
まつげのカールを持続させることに秀でたタイプです。
配合されているマスカラの成分やブラシ/コームの形状などが、まつ毛をカールさせ上向きにさせます。
・ウォータープルーフタイプ
水に濡れてもにじみにくいタイプのマスカラです。
ボリューム・ロング・カールそれぞれのタイプでウォータープルーフを兼ねているものもあります。
専用のクレンジングでないと、落ちにくいです。
・フィルムタイプ
水に濡れてもにじみにくいタイプのマスカラです。
ボリューム・ロング・カールそれぞれのタイプがあります。
専用のクレンジングでなくても充分落ちます。
・下地マスカラ
マスカラを塗る前に使用するものです。
下地マスカラを使用することにより、ボリューム・長さ・カールなどの持ちがよくなります。
色は白いものが多いです。
・カラーマスカラ
黒・茶・紺以外の色のマスカラ。赤・青・紫などです。
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アイライン (化粧)
目元に施す化粧(アイメイク)の一つで、目の縁(睫毛の生え際辺り)に線を描くことです。
これによって目の形をくっきり大きく見せる効果があります。
アイラインの線を描くための化粧品をアイライナー(eye liner)と呼びます。
色は黒・ブラウン・ブルーなどの暗色がほとんどですが、最近は赤や緑といった派手めな色も使われてきています。
また、目の上側を暗い色、下側を白っぽい色で囲んで目を大きく見せる効果を強めることもあります。
アイシャドーと色味などを合わせてセットで使われる事が多いです。
・ペンシルタイプ
鉛筆状になっているタイプで、文房具の鉛筆のような形状のものと、芯の入ったカートリッジをホルダーにセットして使うタイプのものがあります。
穏やかな発色で、目もとを自然に強調するのに適しています。
また、色や質感によっては、広くぼかしてアイシャドー代わりに使うこともできます。
・リキッドタイプ
液状になっているタイプで、マニキュアのようにボトルに入った液を内蔵のブラシで塗布するもの、筆ペン型になっているものなどがあります。
発色が良く、目もとをくっきりと強調するのに適しています。
また、ペンシルタイプよりも耐水性や耐油性が高く、にじみにくいです。
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アイシャドー
目の周囲、特にまぶたに陰影を付ける化粧法のことで、化粧品を指すこともあります。
顔を立体的に見せる効果があります。
油脂とロウを混ぜたクリームに香料、顔料などを混ぜて作ります。
現代では茶色、青、赤、紫、緑など様々な色が使われます。
またパールやラメなどが配合されるなど、様々なタイプの質感があります。
発色や持ちを良くするために、アイシャドーベースと呼ばれる下地を塗布してから使用することもあります。
・パウダータイプ
サラサラの粉または粉を固めたケーキ状のもので、チップやブラシ、または指にとって使用します。
色だけ(単色)のものから2~4色以上入ったパレット状のものなど様々です。
パレット状のものは、とくにまぶたの際に使用するいわゆる「締め色」と呼ばれる明度の低い濃い色と、まぶた全体にぼかして使用する明度の高い淡い色とが、それぞれ1色以上ずつ含まれていることが多いです。
このような色の濃淡の組み合わせやグラデーション効果で、立体感のある目もとが作りやすいです。
・クリーム(ムース)タイプ
ポットなどからチップ、または指にとって使用します。
単色でもつや感を出すのに適しています。
・リキッドタイプ
小さいボトルに入ってるものが多いです。
内蔵のチップやブラシ、または指にとって使用します。
単色でもつや感を出すのに適しています。
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口紅
人がメイクアップをする際、唇を彩るために使われる化粧品の一種です。
一般的に、ベニバナやコチニールなどの天然色素を原料とした顔料や、主にタール色素などの合成着色料である色素(着色料)をワックスなどの油分に溶き、型に入れ固めて作られます。
しかし製品としての口紅にはこれらのほかにも界面活性剤、酸化防止剤、香料など多数の成分が含まれます。
なお、ルージュとはフランス語で赤という意味ですが、1990年代後半以降、赤色でない口紅も存在するようになり、オレンジ系・ピンク系・ベージュ系など様々な色味に大別されます。
唇に艶やかさといった質感のみを加える半透明、または透明なグロスと呼ばれる物もあります。
形状はスティック状の物が一般的で、フタを取って1cmほど繰り出し、直接あるいはリップブラシに取って唇に塗布します。
また最近はリキッド状(液状)の口紅も発売されており、口紅の発色と、グロスのようなみずみずしいツヤ感を同時に楽しめます。
この場合、直に唇に塗布することは不可能ですので、別にリップブラシに取るか、内蔵のチップなどで塗布します。
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頬紅
主に頬につける化粧品で、チークとも言います。
通常は頬骨に沿ってつけ血色よく見せるために使用されますが、肌より明るい色や濃い色を乗せて顔を立体的に見せるという効果も併せ持ちます。
色はレッド系・ピンク系・ローズ系・オレンジ系・ブラウン系に大別されます。
質感のバリエーションとして、ツヤのあるタイプやパール感のあるタイプなどがあります。
・パウダータイプ
サラサラの粉または粉を固めたケーキの状態のもので、パフや大き目のブラシなどにとって頬につけます。
・クリームタイプ
主にスティック状で、口紅と同様に繰り出して使用し、フィット感がよく汗に強いです。
またつや感を出すのにも適しています。
・ムースタイプ
ポットからスポンジにとって使用し、フィット感がよく汗に強いです。
またつや感を出すのにも適しています。
チークカラーは、特に血色よく見せることに重点を置いたチークで、ピンクやオレンジなどの彩度の高い色を使用します。
チークシャドーは、特に顔に立体感を出すことに重点を置いたチークで、主にブラウン系の彩度のやや低い色を使用します。
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マニキュア
手の爪を塗装することで、化粧品としての塗料のことを指すこともあります。
美爪術、爪化粧ともいい、足の爪に施す場合はペディキュアと呼んで区別します。
ネイルケアを行い、爪の状態を整えます。
アルコールで爪を拭き、爪表面の油分を落とします。
ベースコート(爪を保護するためのマニキュア)を塗って乾かします。
ベースコートを塗るとき必要に応じてファブリック(グラスファイバー製の極薄い布)を貼り付けて爪を補強します。
ファブリックが隠れるように背景色を塗って乾かします。
好きな色のマニキュアを均等に塗って乾かします。
瓶の蓋の刷毛を使う場合がほとんどですが、プロのネイリストはより持ちやすく使いやすい筆などを使います。
重ね塗りが必要なときはさらに4.の手順を繰り返します。
必要であれば柄を描いたりして乾かします。
専用のペンやスタンプも売られており、エアブラシを使うこともあります。
トップコート(表面を保護するためのマニキュア、多くは透明)を塗って乾かします。
マニキュアは化粧としての役割をもつほか、正しく使えば割れなどから爪を守り、爪の成分の流出を防ぐ事が出来ます。
さまざまな色や種類のマニキュアが市販されており、手軽に行えるネイルアートとして広い年齢層に使用されています。
現在では、女性の多くがマニキュアを塗っていますが、社会の偏見もあり、男性が塗っているケースは芸能人・女装愛好者など、今のところ極少数です。
ただし、装飾ではなく爪の割れを防止する目的で、重量挙げなどのスポーツ選手には性別を問わ
ず、使われていました。
使用中および乾燥までは、有機溶剤による刺激臭を発します。
そのためマニキュアを扱う場所では換気を徹底し火気を遠ざけなければなりません。
濃度が濃すぎる場合は専用のうすめ液を用いて調節します。
うすめ液を用いた後はその蒸発によってビン内の圧力が上がり割れてしまうことがあるため、ビンをいっぱいにせず、上部に空間を空けておくように注意します。
塗ったマニキュアを落とすときは除光液(エナメルリムーバー)を用います。
脱脂綿に含ませた後、マニキュアを塗った表面に湿布をするようにのせ、少しの間を置きふき取ります。
除光液の成分はアセトンなどであるため、使いすぎると爪を黄変させ傷めることがあります。
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