美肌づくり
美肌の土台づくりは、毎日の基本的なお手入れです。
洗顔、水分補給、保湿の3つのステップケアを、毎日ていねいに行いましょう。
保湿成分でおすすめなのはコラーゲンです。
コラーゲンは肌の弾力成分で、肌の表面にヴェールの膜を作り、肌を守ってくれます。
10代は、ニキビや吹き出物が出来やすい時期です。
ホルモンの分泌量が急に増えるため、とても不安定な状態です。
ホルモンの分泌とともに皮脂の分泌が増え、テカリ・べたつきが気になりがちです。
この時期は、肌を清潔に保つことが大切です。
20代は、もっとも素肌が美しい時期ですが、キレイなはずなのに老化が進行します。
ターンオーバーの平均値は約28日で、ホルモンの分泌量も安定しています。
25歳前後から細胞レベルでの老化がひそかに進行し、新陳代謝のスピードが低下し肌ダメージの修復が遅くなります。
この時期は、30代、40代の素肌の基礎つくりの時期です。
30代は、肌の衰えが表面に現れてくる時期で、肌年齢と実年齢に差が出てきます。
新陳代謝が衰え老廃物の排出が滞りがちになり、肌の弾力成分であるコラーゲンの生成力が衰え、シワやたるみが起こりやすくなります。
肌が徐々に刺激に対して弱くなり、肌のトラブルに敏感になります。
この時期は、肌にやさしいケアをすることが大切です。
40代は、ケアを怠ると肌の深部までも老化が進みます。
ターンオーバーの平均値は約50日で、新陳代謝の機能が衰え、肌の保湿能力が徐々に低下し、乾燥が進みやすくなります。
角層が厚く肌がくすんで見えるようになり、コラーゲンの生成量は年齢とともにどんどん減少します。
この時期は、通気性の良い 適度なうるおいを保つことが大切です。
50代は、肌の乾燥が進む時期です。
角質の水分量が減少しやすくなってバリア機能が低下し、シワ・たるみ・毛穴の開き・くすみ・肌荒れが起こります。
これがいろいろなトラブルへとつながっていきます。
この時期は、毎日のうるおいケアがキーポイントです。
60代は、シミ・シワ・たるみが増えてきます、
ターンオーバーも遅く敏感になり、一度トラブルがでてしまうとなかなか元に戻らなくなりがちです。
紫外線・雑菌・乾燥・ほこりなど、日ごろのダメージがなかなか回復しなくなります。
この時期は、とにかく毎日の保湿ケアが大切です。
にきび
にきびは、ターンオーバーの異常やホルモンバランスの異常により、皮脂の分泌が過剰になることで起こります。
症状は、肌が脂っぽくなっているが膨らみはない状態、プツンとした吹き出物がある状態、膨らみが白いニキビから黒いニキビに変わった状態、痛みが取れた後残った赤み、色素沈着デコボコのニキビの跡がある状態と変化します。
女性は、卵巣から排卵があってから次に生理があるまでの、約2週間の間に多く分泌される黄体ホルモンの作用により、にきびが出来やすくなり悪化しやすくなると言われています。
お化粧の時間が長く必要以上に油分の多い化粧品を使用していたり、不規則な生活や睡眠不足、栄養の偏りやビタミンの欠乏などにより発生します。
内臓疾患、薬物の副作用等の場合もあります。
朝と夜の洗顔でしっかりと毛穴の汚れを取り除き、水分と皮脂が自然に分泌・排出される様新陳代謝を活性化させることが大切です。
化粧ののりが悪い
化粧ののりが悪いのは、生理前から生理中にかけての肌の典型的な悩みの症状です。
化粧ののりが悪くなるというのは、角質の乱れや保水力の低下により肌とファンデーションの間に隙間が出来て、密着性が悪くなることで起こります。
女性は黄体ホルモンの影響で、生理前半は肌が脂性、後半は乾性になることが多いのです。
健康上の問題以外にもスキンケアの使い方等も大きく関わってきます。
しかし、化粧を完全に落とすことで、化粧や脂、汚れ取り除くことができ、肌に十分深呼吸させることが出来るようになります。
朝忙しいからと言って、洗顔後の化粧水を飛ばしてそのままクリームや乳液を使ったりすると、洗顔により肌がアルカリになっている状態にそのままお化粧をしてしまうことになります。
化粧水の後は下地クリームです。
脂性肌の人は脂の取り過ぎであれば省いても構わないと思いますが、メイクアップをする人は化粧崩れを防いだり肌を保護する為に下地クリームは使用したほうが良いです。
それからファンデ、メイクという順番です。
化粧崩れ
化粧崩れは、皮脂の分泌量が増えることにより起こる症状です。
本来は、皮膚を外的刺激から守るバリアの様な役目を果たしている皮脂ですが、分泌されすぎると化粧くずれ・ニキビやテカリの原因になり、少な過ぎると乾燥肌の原因となります。
ベースの厚みから来るくずれ、脂浮きによる化粧と肌の密着不足、ファンデーションの付け方、うぶ毛によるくずれ等です。
分厚いベースを作らない為にも、油性原料の化粧品はなるべく使わないようにしましょう。
皮脂を落としたいからと、洗顔力の強い石鹸ものを使ったりゴシゴシ洗うのは避けましょう。
肌に優しい洗顔なら無添加石鹸モーニングソープがおススメです。
エッセンスをつけた後は「パッティング」をして肌を冷やすクーリング効果を与えましょう。
ほてりを押さえることができ、毛穴が閉まりますので皮脂の分泌も抑えることが出来ます。
食生活では糖分やアルコールを余計に摂取すると、体内で中性脂肪に作り変えられ皮脂の原料となり分泌量を増やしてしまいますので、食べ過ぎには十分注意しましょう。
夜更かし等も分泌量増加につながりますので、睡眠時間も大切です。
鼻・毛穴黒ずみ開き
小鼻の毛穴の黒ずみは、角栓が詰まってしまうことによる毛穴の開きから始まります。
角栓とは毛穴から分泌される皮脂腺とターンオーバーで剥がれた古い角質が混ざって出来る、白っぽいロウの様な固まりのことです。
この角栓が毛穴の開きを引き起こします。
角栓が酸化して茶色っぽくなり、その酸化した角栓から肌を守ろうと、毛穴周辺でメラニンが活性化されて黒くなってしまっている場合があります。
この場合、角栓を気にしてこする等の刺激を与えてしまうと、逆効果となりさらにメラニンが増えてしまいます。
落としきれなかったメイクの汚れや、ホコリなどの汚れが角栓に混ざって黒く見えている場合があります。
これらの原因が組み合わさって起きている場合もあります。
本来詰まることのない角栓が詰まってしまうのは古い角質が毛穴をふさいでしまうためです。
まずは古い角質を確実にかつ肌を傷めずに落とすことです。
肌のくすみ
くすみとは肌にツヤや透明感がなく、暗く見える状態を指します。
くすみは、血液循環が悪く皮膚に栄養や水分が行き渡らないことや、老廃物の排泄が悪く、古い角質が肌に残っているといったことが原因で起こります。
陽射が明るくなったことでくすんで来るのは冬場のお手入れ不足が考えられます。
寒い季節を過ごすと肌のターンオーバーが正常に行われにくくなり、余計な角質が溜まってしまうことによる色素沈着や色むら等がくすみの原因です。
さらに、化粧品によるくすみも考えられます。
毎日のお化粧により皮膚呼吸が妨げられ、毛穴からの老廃物の排泄が悪くなります。
そして皮膚に浸透する界面活性剤の働きにより、皮下の細胞に基材がくっついて血液循環不足・栄養不足などを引き起こします。
顔の毛細血管の血行不良で血の気が引き、全体に黄なみがかることや、表面の油分が36度の体温と空気による酸化を起こし、過酸化脂質に変化して黒ずむこともあります。
クレンジングの手落ちによる表皮の肥厚に注意し、しっかり洗顔を行ってしっかり取り除くようにしましょう。
これだけでも随分違いますし、残った脂の酸化による黒ずみも防ぐことができます。
肌のしわ
しわの原因は紫外線によるものやストレスによるもの、乾燥によるものなどが上げられますが、特に目の辺りは皮膚が薄いので皮脂の分泌量が少なく、乾燥しやすいのでしわが出来やすいといわれています。
小じわの原因は主に肌の乾燥が原因です。
症状としては肌が乾燥することでしなやかさが低下した為、肌に「浅いみぞ」と言う形で現われます。目の周りやおでこ等の気になる部分を中心に、日頃から肌に潤いを与えれば徐々に消すことが出来る範囲のレベルと言えるでしょう。
大きなシワが表れている場合は、事態は少し深刻です。
長い間スキンケアに気を使わずにいた為に長期的な潤い不足が続いた結果、起こることが大部分です。
肌の弾力が低下することで小ジワが進行し、みぞの落ち込みが深くなります。
このみぞが肌内部のいわゆる真皮にまで達すると固定化され、線という形で刻まれてしまうのです。
小じわも大ジワも同様ですが、常日頃のスキンケアの積み重ねが大事です。
どんなに深刻なシワとなっていても根気良くお手入れを続けて行けば、肌にはターンオーバーが必ずありますから、肌の生まれ変わりごとにシワを浮き立たせることができます。
もう1つ重要なのは、乾燥から肌を守ることです。
乾燥すると肌が硬くなり、肌の弾力が失われてしまうので小じわの原因となります。
乾燥を防ぐ為のお手入れを心掛けましょう。
顔のシミ
シミは、顔の過酸化脂質による酸化をメラニン色素が抑えることにより残る身体のサビのことです。
皮膚の老化に対する化粧品での対策を取ることがシミを改善し、白い肌につながります。
顔にシミが出来るのは主に紫外線を大量に浴びることなどが原因です。
皮膚は紫外線や酸素の影響を受けると、活性酸素が生じ過酸化脂質が生成され、周りをどんどん酸化させていく様になり、皮膚の老化につながります。
これを阻止する為にメラニン色素が格闘を行った結果がシミになります。
それ以外としては化粧品の油性原料による油やけのしみや、体内ホルモンの失調によるシミの発生等も原因として挙げられます。
皮膚に浸透した油性原料も皮膚の酸化を促すようになり、シミの発生につながります。
油性化粧品を使っていたら、チェックしてみて下さい。
日頃から体の中の毒素を溜めないようにすること、これは普段の食生活や運動不足など心当たりのある習慣を見直す必要があります。
脂浮き
皮脂は肌のバリア機能という大切な役割を持っていますが、過剰な皮脂の分泌は、雑菌の繁殖、ニキビの原因、毛穴の拡大に影響を与えます。
顔や鼻の毛穴の脂浮き|脂性肌は脂性肌脂浮きの原因で、水分と油分の保持力が低下するために起こります。
洗顔等のお手入れは大事ですが、通常の石鹸で何度も洗顔すると、肌に必要な水分はもちろん皮脂まで洗い流してしまいます。
その結果足りなくなった水分・皮脂を補おうと肌が頑張って皮脂を分泌して、洗っているのに肌がベタつく結果になります。
また、油取り紙の乱用やストレス、食生活も関係してきます。
毛穴は温まると開き、冷えると縮みます。
毛穴が縮めば皮脂の分泌も軽減できますので、油分を取り過ぎないことが大切なことです。
ナイトソープで皮脂のバランスを取りましょう。
汗腺や皮脂腺から、自然に水分・油分を出すように促せますので、不要な脂浮きを防げます。
乾燥肌
若い頃はクリームなどつけなくても肌がしっとりしていたのに、年齢を重ねるとともに乾燥肌になってきます。
肌の一番上にある角質層は、本来肌の内側の水分が外に逃げないようにする役目があるのですが、角質層自体に保水成分があり、それによって肌の潤いが保たれています。
角質層には、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質、皮脂という3つの潤いが備わっています。
この3つの成分は天然のクリームのような働きをしているため、若い肌のようにこれらがタップリ満たされていれば、クリームを塗る必要がありません。
しかし、年齢とともに皮脂や水分の量が少なくなり、乾いた空気や紫外線などによって肌が乾燥した状態が続くと、うるおい成分の力も弱まり、肌の水分が蒸発しやすくなるのです。
角質層は、外的刺激から肌内部を保護する役目もあります。
しかし、乾燥してカサカサになった角質層は荒れてめくれ上がってしまいます。
そのままにしておくと、角質層を作る角質細胞は水分を失ってさらにかさつきます。
バリア機能が低下して、肌の外側からはさまざまな刺激や紫外線、アレルギーを起こすアレルゲンなどが、どんどん進入してきてきます。
それがいっそう乾燥を進めて、さらなる肌トラブルを引き起こします。
さまざまな肌トラブルを引き起こすのはもちろん、乾燥した肌は、その輝きを失ってしまいます。
角質層が厚くなってごわついた肌になってしまいます。
白く輝く肌のためには、角質層がうるおって輝いていなければなりません。
対策は、角質層にうるおいを与える保湿性分を与えることと、角質層の守りをかためるための油分を補うことです。
しっかり肌をうるおわせましょう。
肌のたるみ
年齢的なたるみもありますが、日常生活の中にも肌のたるみを引き起こす原因があります。
顔や目の下のハリは、コラーゲン補給や表情筋への意識などで改善することもできるのです。
紫外線は肌の中にある弾力繊維という細胞を壊す働きがある為、弾力が減少します。
皮膚の真皮層にあるエラスチンやコラーゲンが紫外線によりその弾力を失ってしまうことが大きな原因と言えます。
加齢齢のため、コラーゲン・ヒアルロン酸の生産が減少してハリが無くなります。
さらに表情筋が衰えることで顔や目の下の皮下脂肪が支えきれなくなりたるみが生じることがあります。
界面活性剤・油性成分が、肌の弾力繊維を破壊していきます。
肌・顔や目の下のたるみを解消するには、極力紫外線を浴びないこと、食生活を見直すことです。
また、油性成分の多い製品は早めに見直した方がよさそうです。
|